未熟児で生まれた赤ちゃんの為の肌着などのお手伝いをさせていただいておりますが、ここ数年の間、医療者の方のご依頼により、NICU卒業生母としての経験から感じた「肌着と母乳の関連性」のお話、また行政などからご依頼をいただき、「社会起業家としての自分の起業体験」などのお話もさせていただいてまいりました。
NICUにいるママには、「母乳が減退してきても母乳育児をあきらめないで欲しい」という話や「NICU退院後スムーズ育児に取り組む方法」、NICU卒業生ママには、「絵本育児を通して子どもとのコミュニケーションを深める方法」など、ご希望のママたちにお伝えさせていただいてきました。
私の育児法を聴いてくださったママたちから、「気持ちが楽になった」、「今日から早速やってみます」という声を多くいただき、自分の育児経験話をお伝えすることで気持ちが前向きになってくださる姿から、このようにお話させていただくこともまた、私がお手伝いできることだと感じました。
14年前に小さな身体で誕生した息子はたくさんの方に命を救っていただきました。
主治医の先生から、「息子さんをお返しします」と言ってくださった時、「必ず息子を心も身体も健康に育てる」と決めました。
当時は情報も何もなく、全てが手さぐり状態。アメリカ、韓国の友人などにも赤ちゃんを元気に育てる方法を尋ねたり、公園にいるおじいちゃんおばあちゃんからも、昔の未熟児育児について尋ねたりしました。
その中で、「7か月の子は生きる」という言葉が日本と韓国にあることを知り励みになりました。嬉しい情報、落ち込む情報もたくさん聞きました。
しかし私は、「小さく生んでしまったからこそ、気が付いたことがたくさんある。より良い育児がしたい」と望みました。
そこで、「発達を促す為にはどうしたら良いだろう?」、「健康に育てるにはどうしたらいいだろう?」ということを昼夜考えていました。
当時まだ珍しかったベビーマッサージを学んだり、口に入れるものは安心な物からと、「無農薬有機野菜」で離乳食を作ったり、首が座ってから絵本を毎日読んであげたりなど、自分にできる無理のない育児法を取り入れていきました。
私のしてきた子育て法をうちへいらして下さったママたちにお伝えすると、「えっ!大変!」と皆さま、おっしゃいます。
例えばベビーマッサージの場合だけでも、必ず目を見つめて声をかけながらお着替えの度に優しくマッサージをしていく、そんな方法です。幼稚園の時は朝のお着替えの時に完封摩擦をしました。絵本も読めばいいというものではなく、年齢にあった読み方があります。
確かに大変かもしれません。でも手をかけて育てた分、大きくなったら楽ができると思います。努力家でもある息子はいろいろな事に挑戦し、自分の可能性の枠を広げています。
私が皆さまにお伝えさせていただいていること。
「赤ちゃんの時は手をかけて、幼稚園の時は目をかけて、小学生になったら遠くから見守って、中学生になったら信じて見守る」です。詳しいことはブログなどにも書かせていただいておりますので、よろしければご覧ください。
未熟児で生まれると、「〇〇ができない」という言葉をたくさん聞かないといけません。
しかし、私は、「そうかもしれない。でも、子どもの可能性は未知数。ママの捉え方次第では子供の可能性をグンと引きだすことができるのではないか」と思っています。「〇〇ができない」より、「〇〇もできる!」そこに着目していただきたいと思います。
満期で生まれた私だってできないことが山ほどあります。ハンデがあってもキラキラ輝いている人がたくさんいます。そういう人を知ることにより、自分の考え方に幅が出ました。息子が小さく生まれたからこそ、知ることができたことがたくさんあります。今は大きくなった息子に感謝をしながら息子の好きな事を応援する母になっています。
私が14年間の子育てを通じて経験してきた数々の失敗、良かった事などの話から、ママたちがそれをヒントにして自分らしく楽しい育児をしていただけたらと思っています。
<こんな話ができます>
・子供の好きを見つけ、才能を伸ばす方法
・良いおもちゃの選び方、なぜ積み木がいいのか?
・絵本の選び方、読み方、読み聞かせの魔法の効果
・私が選んだ幼稚園の基準
・妊娠と出産は奇跡ということ、などなど
私が皆さまにお話できることは多岐にわたっています。もし、「こんな話が聴きたい」、「こんな時はどうしたらいい?」などそんな時がありましたら、ぜひお声をかけてください。
NICUをすでにご卒業された赤ちゃんのママも多くいらっしゃいます。みんなで話をしたいなぁという事がありましたら、場を設けますのでお知らせください。赤ちゃんが寝ながらママたちが話ができるような畳のあるお部屋を借りてみます。
赤ちゃんサークルやその他の場所で、自分の経験を皆さまにお話させていただく機会をいただけましたら、遠方でも喜んでまいります。
ママからのご依頼は10人以上でお願いいたします。お話はボランティアでさせていただきますが、交通費を頂戴できると幸いです。また、場所の確保もお願いいたします。
企業さま、行政さまからのご依頼の場合は、メール、電話などで御連絡いただいた上、後日「依頼書」をFAX、郵送などでお送りいただけると幸いです。スケジュールの都合上、2か月前までに御連絡くださいませ。
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